<トヨタ、全固体電池で資源リスク軽減 国内勢中心に調達>
トヨタのチャレンジ、日本の自動車メーカー見習って。
<トヨタ、全固体電池で資源リスク軽減 国内勢中心に調達>
トヨタ自動車は4日、電気自動車(EV)向けに2027(令和9)~28年の実用化を目指している次世代の全固体電池について、主要材料の調達リスクを軽減し、国内の素材メーカーを中心とするサプライチェーン(供給網)を構築する方針を明らかにした。現在のEV用電池はコバルトやニッケル、リチウムなど資源が偏在する希少金属が主要材料で、製錬工程が中国に集中するなど経済安全保障上の調達リスクがある。全固体電池ではこれらの課題をできるだけ解消し安定調達を目指す。・・・・2023/7/4
https://www.sankei.com/article/20230704-HGAYGAR6CRPJLGULK6YGSJJTSI/
<EVには莫大な鉱物資源が必要になる>
脱炭素のためとしてEVを大量導入するにはバッテリー製造のための金属原料が大量に必要になる。下図は2020年から2040年までの20年間でどれだけ供給量が増えなければならないかを示したもの。バッテリー材料であるリチウムは4089%の伸び、つまり40倍増となっている。他にも、グラファイト、コバルト、ニッケルは軒並み20倍増程度となっている。・・・
ここ1年、EVが欧州や中国などで導入されるようになった結果、原料とくにリチウムの価格が高騰した。この結果、テスラのバッテリーのコストは1台あたり7000ドル近くに達した。日本円でいえば100万円以上である。今後、ますますEVが大量導入されるとなると、このコストはどこまで高くなるのだろうか。
2023.07.03・杉山 大志・https://agora-web.jp/archives/230702085021.html