* 中国の産業スパイ網: 世界の先進技術や軍事技術はこうして漁られている (草思社文庫・William C. Hannas (原名)ほか)
「本書が問題にしているのは、中国の『自分たちが必要とする外国の技術を選び出して特定し、考えられるあらゆる方法を使ってそれを入手し、それを兵器や競争力のある製品に変えるための、入念に作り上げられた国ぐるみのシステム』のことだ。(中略)
中国の台頭については至るところで語られているが、不思議なことに、その台頭と、中国が外国の技術や才能を盗用していることとの関係についてはほとんど研究が行われていない」(本文より)
<目次より>
第1章 中国は昔から西洋の技術に依存してきた
第2章 国をあげてオープンソース情報を収集
第3章 外国企業の研究開発施設を誘致
第4章 中国にある外国技術移転組織
第5章 アメリカにある中国の技術移転組織
第6章 アメリカの中国人留学生
第7章 外国の技術を中国に〝持ち帰る〞
第8章 情報機関による産業スパイ
第9章 中国のサイバースパイ
第10章 産業スパイで国は変わるか
文庫版訳者あとがき――米中新冷戦時代の到来
<中国のため、米の機密技術を不正入手か 元アップルエンジニアら訴追>
米司法省は16日、中国やロシア、イランのために米国の機密技術を不正に入手したなどとして、米アップルに以前勤務していた中国籍のエンジニアらが関わる五つの犯罪について訴追したと発表した。・・・5月17日
https://www.asahi.com/articles/ASR5K2PKHR5KUHBI005.html