MENU

「エネルギーの地政学: エネルギートランジションと日本の戦略」

中東情勢の緊迫化、揺らぐ化石燃料……。加速するエネルギー転換と新たな地政学を考え、日本が生き残るための戦略を導き出す!
現在のエネルギー供給は化石燃料に頼っているが、再エネを利用するエネルギートランジションがいま急速に進んでいる。経済安全保障が重要になるなかで、化石燃料の偏在を前提とした地政学はどう変わるのか。水素エネルギーはどれほど有望なのか。日本の戦略はどうあるべきか。エネルギーをめぐる新たな地政学がここに幕開けする。

* エネルギーの地政学: エネルギートランジションと日本の戦略(橋本 道雄 (編集), 中井 遼 (編集), 信岡 洋子 (著), ジェーン・ナカノ (著), 小泉 悠 (著), 池内 恵 (著))
【目次】
序章 エネルギートランジションと地政学[橋本道雄・中井遼]
第1章 エネルギートランジションとは何か?[橋本道雄]
第2章 エネルギートランジションに必要な鉱物とは――サプライチェーンの地政学リスク[信岡洋子]
第3章 変動するアメリカのエネルギー安全保障戦略――クリーンエネルギーをめぐる中国との攻防[ジェーン・ナカノ]
第4章 エネルギーと「大国」ロシア――地政学的緊張とエネルギートランジションの相互作用[小泉悠]
第5章 中東におけるエネルギートランジションと地政学――湾岸アラブ産油国の政治的メカニズム[池内恵・豊田耕平]
第6章 日本・ヨーロッパの再エネ受容と反発――資源輸入国のエネルギーをめぐる政治[中井遼]
第7章 水素をエネルギーに変える技術[河野龍興]
第8章 「水素地政学」の可能性――水素サプライチェーンの経済性分析[石本祐樹]
第9章 新しい水素ビジネスと地政学[木村達三郎]
終章 日本はどう生き残るのか――あとがきに代えて[橋本道雄・中井遼]
 1 エネルギートランジションという好機
 2 新たな地政学の重要性
 3 日本はどう生き残るのか?――政策提言
 4 おわりに
 
<原発と再生エネルギーを最大活用、脱炭素へGX加速…エネルギー多角化へ政策パッケージ案>
 政府が中東情勢の混乱を踏まえてまとめたエネルギー多角化政策のパッケージ案が25日、判明した。原子力発電を最大限活用することや、次世代型太陽電池への積極投資で、脱炭素に向けたGX(グリーントランスフォーメーション)を加速させる。ホルムズ海峡を経由しない石油確保策の強化により、化石燃料の調達多角化も進める。
エネルギー多角化政策のパッケージ案の需給構造の強化案のポイント
 複数の政府関係者が明らかにした。「エネルギー需給構造の 強靱きょうじん 化総合パッケージ」(パワーGX)として高市首相が出席する26日のGX実行会議でとりまとめ、公表する見通しだ。
 パッケージ案では、〈1〉化石燃料の調達先多角化やリスクの低減〈2〉原子力や国産再生エネルギーなどのGXの加速・強化〈3〉日本が主導するエネルギー調達の枠組み「パワーアジア」を通じた各国連携による強靱化――を掲げた。
 具体的には、燃料調達先を多角化するため、原油やナフサなど石油製品の調達先をホルムズ海峡から変更した事業者に対して、増加する輸送コストを支給して支援する。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)を通じ、ホルムズ海峡を 迂回うかい するためのパイプライン整備の建設資金も手当てする。
 現在、備蓄制度の対象外となっているナフサの確保を目的とした原油の国家備蓄の仕組みも新たに導入する方針だ。
 化石燃料依存からの脱却を進めるため、原発の活用に取り組む。2040年代に最大5基、50年代に最大14基を建て替え、次世代炉・小型モジュール炉(SMR)の導入に向けた研究開発を加速する。2026/08/26・https://www.yomiuri.co.jp/politics/20260825-GYT1T00417/

  • URLをコピーしました!
目次