* 空海に秘められた古寺の謎 弘法大師と辿る高野山と真言宗(山折哲雄 (編集))
令和5年は真言宗を開基した空海の誕生から1250年を迎える。
774年に香川県の豪族の家に生まれた空海は、804年に遣唐使の一人として唐に渡るが、この頃はまだ無名の一僧侶でしかなかった。同時代の最澄が1年を使い様々な仏教の勉強をしたのに対し、空海は2年ほどの歳月を使い唐で密教を集中して学び、それを日本へ持ち帰り、発展させ、真言密教を完成させたことで知られる。
本書は、周年を迎えることで注目高まる空海の人生を、足跡としての古寺を通して見ていくもの。故郷の讃岐や高野山にとどまらず、留学先の中国、そして伝説として伝わる全国のゆかりの古寺・霊場にもふれる。
<〈特別展「空海と真言の名宝」で注目〉空海はなぜ、1200年後の今もなお「生きている」のか——日本を変えた天才僧の謎に迫る>
弘法大師生誕1250年記念特別展「空海と真言の名宝」が、2026年9月6日まで、東京国立博物館平成館特別展示室にて開催されている。
これほどの規模で空海が再び注目を集めるのは、単なる宗教的な行事ではない。政治、外交、教育、土木、芸術——あらゆる分野に爪痕を残したこの男の生涯には、今の時代を生き抜くためのヒントが詰まっているからだ。2026年7月18日・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/40837