<イラン・イスラム共和国体制に迫る黄昏、米国の軍事圧力を前に「戦略的服従」か体制崩壊か・引き金に指をかけた両者──中東は息を殺す>
イランは本当に危機なのか、「イラン・イスラム体制の変革」は達成可能か???
<イラン・イスラム共和国体制に迫る黄昏、米国の軍事圧力を前に「戦略的服従」か体制崩壊か・引き金に指をかけた両者──中東は息を殺す>
目次
1 戦略的脆弱性の重層化──イランはなぜ追い詰められているのか
2 「予測不可能性」という武器──なぜ攻撃しないのか、なぜ攻撃するかもしれないのか
3 内圧と外圧の致命的収斂
4 「イラン・イスラム体制の変革」は達成可能か──軍事攻撃の限界と体制変容の必然性
5 崩壊への道筋──内圧と外圧による緩慢な絞殺
6 緩慢な崩壊か急速な瓦解か──イラン・イスラム共和国体制の岐路
7 イラン・イスラム共和国体制の黄昏と長い崩壊の始まり
中東地域は極度の緊張に包まれている。今や、イランやイスラエルに向かう多くの国際線がその運航を止めた。
原子力空母USSエイブラハム・リンカーンを中核とする米軍空母打撃群はすでに中東に到着し、イスラエルは全防衛システムを最高警戒態勢に置き、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)司令官は「引き金に指をかけ、これまで以上に準備万端」と宣言する。最高指導者ハメネイ師は地下壕に身を隠し、トランプ米大統領は「大規模艦隊」の派遣を公言しながらも、攻撃のタイミングについては沈黙を守る。
2026.1.29・(松本 太:一橋大学国際・公共政策大学院教授、前駐イラク大使、元駐シリア臨時代理大使)・https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/92956