<朝日社説:「中国の輸出規制 事態の悪化を憂慮する」>
この社説の要旨は次の通りです(ChatGPT )
1 中国の輸出規制強化は過剰で、法規制の乱用にあたる
高市首相の答弁を理由に、日本向け輸出を広範に制限するのは無理があり、自由貿易の原則にも反する。
2 規制内容が不透明で、日本経済への不安を不必要に高めている
レアアースなど重要品目が対象となる可能性があり、経済界に大きな懸念を生んでいる。
3 中国は経済面で日本政府に圧力をかける姿勢を強めている
他国との関係改善と対照的に、日本への対応だけが際立って厳しい。
4 日本側の発言や対中姿勢にも問題があり、対話努力が不足している
台湾問題をめぐる首相発言は慎重さを欠き、対立回避のための実質的な対話が必要だと訴えている。
この社説全体を通じて、私はどこか生ぬるさを感じざるを得ません。
とりわけ、「問題は対話で解決を図るしかない。対立の長期化は、日本にも、中国にも利益をもたらさない。双方に抑制的かつ建設的な対応を求めたい」という結びには、強い違和感を覚えます。
経済的威圧を明確な手段として用いてくる相手に対し、「対話」を呼びかけるだけで状況が改善すると本気で考えているのだろうか。これでは、相手の行動を抑止するどころか、むしろ既成事実化を許す危険すらあります。
中国の今回の措置は、単なる通商問題ではなく、安全保障と直結した経済戦争の一環である。恣意的な運用を可能にする輸出規制は、国際ルールを軽視したものであり、看過すべきではないはずです。
日本も、米国や欧州諸国と連携し、WTOルールに基づく問題提起や、対抗措置を含む具体的な選択肢を真剣に検討すべき段階に来ています。また、中国依存度を引き下げる「デリスキング」を国家戦略として一層加速させる必要があります。
新聞各社には、単なる批判や理念的な呼びかけにとどまらず、日本が何を、どこまで、どのように行うべきかについて、より踏み込んだ具体的提案を示す責任があるはずです。実効性を欠く論評に終始することがあってはなりません。
<朝日社説:「中国の輸出規制 事態の悪化を憂慮する」>・1月9日・https://www.asahi.com/articles/DA3S16378202.html?iref=pc_rensai_long_16_article
<読売社説:「輸出規制の強化 中国の経済的威圧は許されぬ」>・2026/01/09・https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20260108-GYT1T00327/
<産経主張:「中国の輸出規制 許しがたい不当な威圧だ」>・2026/1/8 ・https://www.sankei.com/article/20260108-QO2CWVPJMRLWJNEBVMLO3YH2FI/
<毎日社説:「中国が輸出規制強化 目に余る経済的な威圧だ」>・2026/1/9・https://mainichi.jp/articles/20260109/ddm/005/070/064000c
<いまさら?軍民両用物資の対日輸出規制、何が該当するかは中国当局が判断、品目リストの明示なく超絶イライラ・今回の公告は台湾有事に向けた地ならし、中国共産党が目論む3つの目的、中国依存度を引き下げるデリスキングは加速>
目次
何が該当するかの判断は中国当局に委ねられる
中国共産党が狙う3つの目的達成
韓国自動車メーカーにレアメタルを安価に輸出?
米中対話の糸口はいつ生まれる?
2026.1.8・(山本一郎:財団法人情報法制研究所 上席研究員・事務局次長)・https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/92616