<“多様性”が壊した街の風景:ドイツで見た移民政策の現実>
ドイツでも移民政策は大きな曲がり角???
いずれにせよ、日本は同じような過ちを犯さないように???
<“多様性”が壊した街の風景:ドイツで見た移民政策の現実>
10月16日、ポツダムで開かれた記者会見で、「難民問題についてAfDはずっと先を行っているが、いったいCDUにはどのような戦略があるのか」という質問を受けたメルツ首相が、「もちろん、街の風景に問題があるため、内務省はさらに大規模に違法移民の母国送還ができるよう検討中だ」と答えた。その途端、街の風景が変わったのは難民のせいか?!とばかりに、左翼が大炎上。瞬く間に“人種差別者メルツ”に対する集中攻撃が始まった。
今回、メルツ氏が「街の風景」という言葉を使ったのは、故意だったのか、それともうっかり原稿にないことを喋ったのかはわからないが、左派が激しく憤慨して攻撃モードになるのは、必ず、誰かが「真実」、あるいは「真実に近いこと」を言ったときだ。
今回も、緑の党と左派党の共同党首らはメルツの公式謝罪を求め、公共第1放送の記者までが、「街の風景とはどういう意味か説明しろ」と言い出す始末。ちなみにドイツの公共メディアの8割方は左翼のシンパなのだ。・・2025.10.22・川口 マーン 惠美・https://agora-web.jp/archives/251020045853.html
<メルツ首相の「都市の風景」発言について>
2025.10.26 ・長谷川 良・https://agora-web.jp/archives/251024204808.html
<難民の送還が大きな課題となるドイツ外相がシリアで見た「不都合な現実」>
ドイツのメルツ政権の重要な課題は停滞する国民経済の回復と共に不法な移民、難民問題の解決だ。メルツ政権は発足後、国境監視を強化する一方、国内の不法な移民、難民を強制送還してきた。メルツ政権の強硬な難民・移民政策はメルケル政権(在任2005年11月~2021年12月)の難民ウエルカム政策からの完全な決別を意味すると受け取られている。
ところで、ワーデフール外相が先月31日、訪問先のダマスカスでの記者会見で「多くのインフラが破壊されているため、シリア人の帰国は現時点では非常に限定的な範囲でしか考えられない。短期的には、多くのシリア人が自発的に帰国しようと動かされることはないだろう」と述べた。
外相のダマスカスでの発言が報じられると、メルツ首相の与党「キリスト教民主同盟」(CDU)や姉妹政党「キリスト教社会同盟」(CSU)から「外相の発言は政府の難民政策に反している」といった批判の声が出てきた。ベルリンでシリア人の男性がテロ攻撃を計画した疑いで逮捕されたばかりだったこともあって、外相の「シリア人の帰還は難しい」発言は与党関係者に強い反発を引き起こした。・2025.11.05 ・長谷川 良・https://agora-web.jp/archives/251104225023.html