<「社会保険料6兆円引き下げ」を実現する具体策はこれだ(アーカイブ記事)>
「国民年金の国庫負担率を75%に上げれば年金保険料は6兆円下げられる」
財源は消費税率3%アップ???
私は消費税の引き上げは最後の手段、まずは医療費の個人負担、最低2割負担に。
そして生活保護費、一律1万円程度引き下げ。
なお、細々とした、税制改正、消費税の軽減税率、食料品以外は廃止、租税特別措置の見直し。そうだ、企業の広告宣伝費の一部損金不算入制度の創設等等。
<「社会保険料6兆円引き下げ」を実現する具体策はこれだ(アーカイブ記事)>
与党が参議院選挙で掲げた「一律2万円の給付金」という公約をまた撤回し、野党はガソリン減税を要求している。インフレが3%を超え、長期金利がリーマン・ショック以来の水準になっているというのに、与野党そろって財政赤字を増やすバラマキ合戦をやるのは狂っている(今年6月30日の記事の修正版)。
「社会保険料4兆円引き下げ」の財源はどこにあるのか
参議院選挙で唯一「社会保障改革」をメインにしたのが維新である。これではメリットが見えないので「社会保険料の4兆円引き下げ」というスローガンを掲げたが、具体的に何で4兆円も削減するのかが問われる。その具体策が弱い。
青柳政調会長が財源としてあげたのはOTC類似薬だが、これだけでは(湿布薬を入れても)5000億円がせいぜいだ。それでも聖域だった社会保障の歳出カットが骨太の方針に入ったことは大きな成果である。
予算修正のとき前原共同代表が、高校授業料税金化というしょうもない話で自民党と手打ちしたことが惜しまれる。あのとき昨年の総選挙で維新が訴えたように「窓口負担一律3割」を取引材料にすれば、後期高齢者の2割負担ぐらいは実現できたかもしれない。
国民年金の国庫負担率を75%に上げれば年金保険料は6兆円下げられる・2025.08.22・池田 信夫・ https://agora-web.jp/archives/250627034658.html