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読売社説:「日本兵と心の傷 復員後も見過ごされた苦しみ」

<読売社説:「日本兵と心の傷 復員後も見過ごされた苦しみ」>
「多くの専門家は、相当数の復員兵が心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんだと指摘する。極度の恐怖や衝撃で心が傷つき、 辛 つら い記憶が突然、よみがえるなどして生活に支障が出る症状だ。
 米国ではベトナム戦争から帰った兵士がこうした状態に陥り、米国精神医学会は1980年代に復員兵のPTSDを認定した。
 戦争がもたらす被害は、外形的に確認できる死傷者数や建物の破壊状況などのデータにとどまらない。このことを重い教訓として後世に伝える必要がある。」
当然の意見です。

<読売社説:「日本兵と心の傷 復員後も見過ごされた苦しみ」>・2025/08/03
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20250803-OYT1T50003/
 
* 日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 (中公新書・吉田 裕 (著)>
310万人に及ぶ犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。
 異常に高率の餓死、30万人を超えた海没死、戦場での自殺・「処置」、特攻、劣悪化していく補充兵、靴に鮫皮まで使用した物資欠乏……。
 勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験をせざるを得なかった現実を描く。

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