<出生数70万人割れ・歯止め利かない日本の少子化、だが中国・台湾・韓国はさらに…なぜ東アジアで少子化が進むのか・【舛添直言】熾烈な競争社会は経済発展の原動力だが、行き過ぎれば若者が生きづらく、子どもが増えない社会に>
日本の知識人、少子化の一番の原因を全く理解していない、だから,少子化の歯止め利かないのだ。
「若者が生きづらく、子どもが増えない社会」、若者が生きづらく云々の話ではない。現在の若者は経済的にも恵まれている、そして人生を謳歌している若者が少なからず。そして独身生活、自由で不便は少ない。要は結婚する必要性を感じない社会になり、家族という形を求めない社会構造になってしまったのだ。
それは昭和の終わりから現在まで、多くの知識人が,非婚の勧め、あるいは束縛ある家族制度を否定してきたからである。そしてその考え方、多くのマスコミがそれを支持してきたからである。
少子化をストップさせるためには,家族のあり方、再構築が必要だ。そして子育ては人間として成長するためにある種不可欠であるとの共通認識を持たねばならないのである。このためには子供の頃からの教育も変えてゆかねばならない。そしてもっとも大事なことは知識人やマスコミの考え方を大きく変更してゆかねばならないのだ。マスコミは口先だけで少子化問題の危機感を表明はすれど、根本的な考え方、改める姿勢は全くない。極めて残念なことです。
<出生数70万人割れ・歯止め利かない日本の少子化、だが中国・台湾・韓国はさらに…なぜ東アジアで少子化が進むのか・【舛添直言】熾烈な競争社会は経済発展の原動力だが、行き過ぎれば若者が生きづらく、子どもが増えない社会に>
2025.6.7・舛添 要一・https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/88764