<朝日社説:「フジテレビ 反省なくして刷新なし」>
この社説の要旨は次の通りです。(ChatGPT)
1 企業文化と人権意識の問題:フジテレビは人権意識が低く、性暴力やハラスメントが蔓延していた。特に、性別や年齢による差別が業務の延長線上で行われていた。
2 経営層の不十分な対応と組織の問題:上層部の対応が鈍く、被害者の意向を尊重せず、経営陣は集団浅慮の状態で問題に取り組まず、ガバナンスが機能していなかった。
3 刷新と人権意識の向上の必要性:経営の刷新が行われたが、実際に人権意識や企業文化を改善するための指導力を持った人物が選ばれたかは不透明であり、企業風土改革が求められている。
4 社会的信頼の回復には反省が不可欠:フジテレビは過去の対応に対する深い反省と、取引先や社会の期待に応える姿勢が必要であり、信頼回復には時間がかかることを認識すべきだ。
この社説は、かなり強い言葉でフジテレビを批判しています。しかし、私にはその批判すべてに納得できるわけではありません。
特に、「同質性と閉鎖性の中、長年取締役だった日枝久氏の影響力の下で役員指名のガバナンスが機能不全に陥り、経営陣が「集団浅慮」となって失敗を繰り返した」という部分には疑問を感じます。特定の役員に対する批判がここまで具体的で強調されることには納得がいきません。
被害女性への対応については、フジテレビもある程度対応してきたはずです。第三者委員会の報告書や週刊文春の記事に影響された部分もあるかもしれませんが、被害者は加害を受けた後も何度も中居氏と連絡を取っていたとされています。その詳細は分かりませんが、女性の気持ちをもっと思いやるべきだったのではないかと思います。なお、被害者はその後回復し、現在ではさまざまな活動を始めているようです。
フジテレビの過ちの一つは、中居氏の番組を長期間引きずったことです。この点については改善の余地があったと思います。
また、タレントとテレビ局との癒着については、フジテレビだけでなく、他のテレビ局でも多かれ少なかれ何らかの問題があったのではないでしょうか。
最後に、「芸能界を引退した中居氏も説明責任は免れない」という部分についてですが、ここまで中居氏を批判しておきながら説明責任を求めるのはどうかと思います。中居氏は多額の和解金を支払い、潔く引退を決意しました。私はその点について評価しています。
<朝日社説:「フジテレビ 反省なくして刷新なし」>・4月2日
https://www.asahi.com/articles/DA3S16185170.html?iref=pc_rensai_long_16_article
<日経社説:「フジの信頼回復は険しい道だ」>・4月1日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK018ZD0R00C25A4000000/
<毎日社説:「フジ第三者委の報告書 性暴力生んだ組織の宿弊」>・2025/4/2
https://mainichi.jp/articles/20250402/ddm/005/070/094000c