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「地方から都市へ」の人口移動で密かに進行している「日本の危機」の正体

「地方から都市へ」の人口移動、特に若い女子の問題、少子化の大事なポイント。
地方に女性を縛り付けることはできないが、女性の目を地方に、知恵を絞る必要がある。
女性の働く場をイカの増やすことができるのか、工夫が必要だ。

* 日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学 (講談社現代新書・小熊 英二 (著))
「日本社会のしくみ」は、現代では、大きな閉塞感を生んでいる。女性や外国人に対する閉鎖性、「地方」や非正規雇用との格差などばかりではない。転職のしにくさ、高度人材獲得の困難、長時間労働のわりに生産性が低いこと、ワークライフバランスの悪さなど、多くの問題が指摘されている。
しかし、それに対する改革がなんども叫ばれているのに、なかなか変わっていかない。それはなぜなのか。そもそもこういう「社会のしくみ」は、どんな経緯でできあがってきたのか。この問題を探究することは、日本経済がピークだった時代から約30年が過ぎたいま、あらためて重要なことだろう。(中略)
本書が検証しているのは、雇用、教育、社会保障、政治、アイデンティティ、ライフスタイルまでを規定している「社会のしくみ」である。雇用慣行に記述の重点が置かれているが、それそのものが検証の対象ではない。そうではなく、日本社会の暗黙のルールとなっている「慣習の束」の解明こそが、本書の主題なのだ。 ――「序章」より
 
<「地方から都市へ」の人口移動で密かに進行している「日本の危機」の正体・日本社会を支配する「暗黙のルール」>
なぜ日本は停滞からなかなか抜け出せないのか? その背景には、日本社会を支配する「暗黙のルール」があったーー。
社会学者・小熊英二さんが、硬直化した日本社会の原因を鋭く分析します。
2025.03.22・https://gendai.media/articles/-/149555

<地方から去る女性 働く場なく、半導体も「男性ばかり」>・女性が消える町㊤・2025年3月24日 ・https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA212A50R20C25A3000000/

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