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読売社説:「高校無償化 教育効果の議論が欠けている」

<読売社説:「高校無償化 教育効果の議論が欠けている」>
この社説の要旨は次の通りです。(ChatGPT)
1 教育効果の議論不足:高校授業料無償化が、生徒の学ぶ意欲向上や人材育成にどのように貢献するのか、十分な議論がなされていない。
2 公私立高校のバランス問題:大阪府や東京都では無償化による私立高校の人気上昇で公立高校が定員割れする傾向があり、公立の工業・農業高校の衰退も懸念される。
3 財源の不透明さ:無償化に必要な5000億円超の財源確保が不透明であり、持続可能性が疑問視される。
4 政局絡みの政策決定:与党が維新の要求に応じた背景には、選挙対策の意図があり、政策の効果よりも政局優先の姿勢が見られる。

この社説の要旨に基本的に賛同します。しかし、さらに深い議論が必要です。
私立高校の位置付けについても考えるべきです。日本国憲法は私立学校に対する国の補助金を禁止しており、私立の存在意義は自主性にあるとされています。それにもかかわらず、私立高校の実質無償化は公設化に相当します。この問題については政治家もマスコミも深く議論すべきです。
また、5000億円以上の大きな貯款を、問題の多々ある私立高校無償化に消費するのではなく、子育て支援や子ども手当の増額に振り向けるほうが全ての子育て主体が公平に利益を受けるために適切です。全ての子育て家庭が平等に利益を受ける政策を検討するべきです。
さらに付け加えるなら、公設高校、職業教育の充実に資金を投入しなければなりません。工業高校、農業他一次産業各高校を充実させ、その従事者を増加させねばなりません。それが日本の底力を高めることになるのです。

<読売社説:「高校無償化 教育効果の議論が欠けている」>・2025/02/22
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20250221-OYT1T50165/
 
<日経社説:「高校の将来像見えぬ拙速な無償化論議」>・2月26日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK2686S0W5A220C2000000/
<日経社説:「高校無償化は質向上と一体で」>・2月15日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK144X40U5A210C2000000/
 
<産経主張:「高校無償化 高所得層にばらまくのか 大学進学への支援こそ重要だ」>・2025/2/25・https://www.sankei.com/article/20250225-DGZ2O3CVK5MTZPMEAV55LXQJ3E/
<「異常事態です」大阪公立2番手校で、まさかの倍率1倍割れ 寝屋川ショックに広がる波紋>・2025/3/9 ・https://www.sankei.com/article/20250309-HBFX52RI6FJGFIGU54U3WRSIUA/
 
<「高校無償化」でかえって教育費は増える!? 元文科省官僚の尼崎市長も懸念する理由・自民・公明・維新の案が見落としている3つの論点とは>・2025.3.2・松本 眞
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/86867

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