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医療者の正義を患者に押し付けることに正当性はあるのか?

* だから、もう眠らせてほしい 安楽死と緩和ケアを巡る、私たちの物語(西智弘 (著))
僕は医師として、安楽死を世界から無くしたいと思っていた。
安楽死を願った二人の若き患者と過ごし、そして別れたある夏に何が起こったか――。オランダ、ベルギーを筆頭に世界中で議論が巻き上がっている「安楽死制度」。その実態とは。緩和ケア医が全身で患者と向き合い、懸命に言葉を交し合った「生命(いのち)」の記録。
オランダでは年間七〇〇〇人が安楽死を迎え、日本の世論でも国民の七割が賛成を表する「安楽死制度」。
スイスに行く手続きを進めながら、それが叶わないなら緩和ケア病棟で薬を使って眠りたいと望んだ三〇代の女性。そして看護師になることを夢に、子供たちとの関わりの中で静かに死に向かっていった二〇代の男性。二人と過ごした日々を通して見えてきたものとは。

<医療者の正義を患者に押し付けることに正当性はあるのか?>
意図的に少々過激なタイトルにしてみました。ただし、これは本質的な問題提起であると私は考えています。安楽死反対派の主張を聞いていますと、医療者の正義を前提とした議論が極めて多いのです。ここでいう正義とは、「どのような治療が正しいか」という意味です。 2025.01.15 ・鈴村 泰
https://agora-web.jp/archives/250112220059.html

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