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「平和の遺伝子:日本を衰退させる「空気」の正体」

著者の「空気」をめぐる研究はコロナ禍を受けてさらに大きく展開していく。本書『平和の遺伝子』では、進化心理学や歴史学の最新動向を思い切って取り入れ、定住社会への移行に焦点を当てている。とりわけ縄文時代に注目し、そこに「国家に抗する社会」、日本型デモクラシーの原型を見出す。
 グローバル化の進展で定住社会に楔が打たれ、ユーラシア大陸を中心に勢力図が一変しつつある昨今、日本社会はどこに向かうのか? 『「空気」の構造』以来、十数年の思索の結論! 渾身の書き下ろし。

* 平和の遺伝子:日本を衰退させる「空気」の正体(池田 信夫 (著) )
[目次]
 はじめに
 序章 新型コロナで露呈した「国家の不在」
  リスクをきらう古い脳/ゼロリスクの法則/人はなぜリスクを錯覚するのか/コロナ専門家の暴走
I 暗黙知という文化遺伝子
 第一章 文化はラマルク的に進化する
 第二章 「自己家畜化」が文化を生んだ
II 国家に抗する社会
 第三章 縄文時代の最古層
 第四章 天皇というデモクラシー
III 「国」と「家」の二重支配
 第五章 公家から武家へ
 第六章 長い江戸時代の始まり
IV 近代国家との遭遇
 第七章 明治国家という奇蹟
 第八章 平和の遺伝子への回帰
  日本国憲法は押しつけだったのか/自民党は「小農の党」/小農から中小企業へ/家畜から社畜へ/高度成長を支えた「家」からの逃亡/万年野党を支えた平和の遺伝子/自民党と大蔵省の二重支配/安倍首相の破壊した「まつりごと」の構造/日米同盟という「院政」/平和国家の生存バイアス
 第九章 大収斂から再分岐へ
 終章 定住社会の終わり

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