<産経主張:「COP29開幕 排出大国の責任問いたい」>
この社説の要旨は次の通りです。(ChatGPT )
1 排出削減目標の強化と先進国への圧力:COP29では、加盟国が2035年の削減目標の提出を来年2月までに行う必要があり、先進国に対して排出削減のさらなる増強が求められると予測される。
2 途上国への「気候資金」増額の重要性:温暖化による災害に脆弱な途上国は、災害防止や脱炭素化の資金提供を先進国に要求しており、これがCOP29の主要議題となる。
3 中国の途上国扱いに対する批判:中国が世界最大の温室効果ガス排出国でありながら、「途上国」として支援を受ける立場をとっている現状に対し、疑問が呈されている。
3 日本の排出削減目標達成への課題:日本は2030年度までに46%の排出削減目標を掲げるが、原発の稼働遅延などの影響で達成が難しいとし、目標引き上げはさらなる経済負担を招く可能性があると懸念されている。
社説のタイトルは、少々わかりにくいと感じました。しかし、排出大国である中国の問題を指摘した点は適切です。
「化石燃料を重視するトランプ政権への移行で、米国のCOP離脱も現実味を帯びる。地球温暖化問題はGHGを軸とする経済戦争でもある。COPでの交渉は理想論とはほど遠い。各国の利害が交錯する現実を忘れると日本の将来が危うい。」という表現から、産経新聞は「日本は国益を踏まえた温暖化対策を検討すべき」と主張していると解釈しました。その点においては私も賛同します。
議長国には申し訳ないですが、今回の会議は成功とは言い難い結果になるのではないかと予想しています。
<産経主張:「COP29開幕 排出大国の責任問いたい」>・2024/11/13
https://www.sankei.com/article/20241113-SAEEWVNPIFLUBA2QZDYKNHB5SY/
<読売社説:「COP29開幕 トランプ復権で脱炭素に暗雲」>・2024/11/14
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20241114-OYT1T50007/
<COP29開催国、大統領が欧米を「偽善」と非難 団結訴えた翌日に>・11月12日
https://www.asahi.com/articles/ASSCD4633SCDULBH00QM.html?iref=comtop_7_04