<朝日社説:「「防災庁」構想 細部の議論が足りない」>
この社説の要旨は次の通りです。
1 防災庁の創設には細部の議論が不足している:現行の防災体制の問題点や、防災庁が担うべき具体的な役割についての議論が不十分であり、腰を据えた人事や実行部隊の規模など、詳細な検討が必要だと指摘しています。
2 自治体支援の強化が重要:国の権限を強化するのではなく、自治体への支援や協力体制を充実させることが求められているとし、国の指揮命令系統を明確にすることを重視すべきとしています。
3 組織再編だけでは災害対応が改善されない:組織の追加や再編成が混乱を招く可能性があるため、現状の課題に直ちに取り組むべきであり、防災庁の設立は災害対応のすべてを解決するものではないと強調しています。
4 災害後進国の汚名返上が必要:日本は災害の多発する国であり、同じ問題を繰り返さないために、より効率的で実行可能な防災体制を整えることが急務であると述べています。
総論賛成します。
なお、防災庁の創設、既存の省庁から寄せ集め、実質的な人員の増加伴うのかどうか、関係する予算規模、既存の防災関係費用をどの程度増額するつもりなのか???
なお、朝日新聞社、災害後進国の汚名返上が必要と主張していますが,私はそのようには考えません。日本は災害対策、そして災害後の国や地方の対処、あえて言うならば災害先進国です。
「より効率的で実行可能な防災体制」、朝日新聞社は建設的な提案、是非お願いします。もちろんその財源も明確にしてください。
<朝日社説:「「防災庁」構想 細部の議論が足りない」>・10月11日
https://www.asahi.com/articles/DA3S16056005.html?iref=pc_rensai_long_16_article