<朝日社説:「レバノン危機 新たな戦争くい止めよ」>
この社説の要旨は次の通りです。
1 戦争の拡大防止の必要性:中東全体への紛争拡大を防ぐため、国際社会は結束して対話と停戦に尽力すべき。
2 軍事力依存の限界:イスラエルの軍事作戦ではヒズボラやハマスの壊滅が達成されておらず、さらに紛争を深刻化させる恐れがある。
3 外交による解決の重要性:イランや米国の役割が重要で、双方が主導して紛争解決に向けた対話を進めるべき。
4 米国の政策と信頼の問題:バイデン政権はイスラエルへの軍事支援と和平推進の矛盾を解消し、国際社会の信頼を回復すべき。
私はこの社説にほぼ完全に反対します。朝日新聞は対話を強調していますが、ヒズボラやハマスが対話に応じるような組織でしょうか。彼らは国家ではなく、武装組織です。特にヒズボラやハマスは、過去の行動からも対話の意思がないことが明らかです。
また、朝日新聞がイランに協力を求める主張も非現実的です。イランはヒズボラに対する強い支援国であり、むしろ紛争を助長している側面があります。さらに、バイデン政権への批判も的外れです。バイデン政権は苦慮しながらもイスラエルの安全保障を考慮しつつ、限られた手段で状況に対応しています。
イスラエルはヒズボラによる執拗な攻撃にさらされ、これは国家の存立を脅かす重大な脅威です。対話が通じる相手ではなく、現実問題として国連もイスラエルの安全を確保するには無力です。
ヒズボラのような過激組織に屈することは許されません。私は主張します。中東の安定を実現するためには、こうした過激集団を排除しなければなりません。そうでなければ、中東は永遠に紛争の温床となり続けるでしょう。朝日新聞社には、現実を直視し、理想に固執するのではなく、現実的な対応を求めたいと思います。
<朝日社説:「レバノン危機 新たな戦争くい止めよ」>・9月29日
https://www.asahi.com/articles/DA3S16046320.html?iref=pc_rensai_long_16_article
<読売社説:「レバノン空爆 戦線のさらなる拡大をやめよ」>・2024/09/30
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20240929-OYT1T50094/
<毎日社説:「ヒズボラ指導者の殺害 中東戦争を止めなければ」>・2024/10/1
https://mainichi.jp/articles/20241001/ddm/005/070/100000c