＜朝日社説：「防衛費概算要求 膨張の一途 持続可能か」＞
この社説の要旨は次の通りです。（ChatGPT）
1 防衛費の膨張に対する持続可能性への懸念：防衛費が過去最大となり、増税の開始時期が不透明な中、物価高や円安による費用増加が続いている。予算編成に向けて費用対効果や優先順位の厳しい吟味が必要である。
2 専守防衛の空洞化と地域の不安定化への懸念：長射程ミサイルの量産・配備など「スタンド・オフ防衛能力」の強化が専守防衛を空洞化させ、軍拡競争による地域の不安定化を招く恐れがある。
3 イージス・システム搭載艦の整備に対する疑問：巨額の予算が投入されているイージス・システム搭載艦の効果に疑問があり、運用効率が低いにもかかわらず高コストであることが批判されている。
4 防衛省・自衛隊の不祥事と国民理解の必要性：防衛省・自衛隊での不祥事が続いており、綱紀粛正と再発防止策が示されなければ、膨張する防衛予算に対する国民の理解を得ることは難しい。
朝日新聞社の社説は、防衛費の増額に対してさまざまな批判を展開しています。しかし、中国の軍事力の大幅な増強や、北朝鮮、ロシアなど日本を取り巻く厳しい安全保障環境を冷静に考えれば、日本の防衛予算の増額は必然であると私は考えます。
防衛省の不祥事はあってはならないことですが、それと防衛費の増額を関連付けて論じることは適切ではありません。また、自衛隊員の処遇改善は早急に対処すべき重要な課題です。もちろん、そのためには装備品の見直しなど、予算の合理的な使用が求められることは当然です。
朝日新聞社をはじめとするリベラル系メディアには、防衛費の増額の必要性を批判するだけでなく、その理由を国民に対して丁寧に説明する責任があると考えます。
＜朝日社説：「防衛費概算要求 膨張の一途 持続可能か」＞・9月1日
https://www.asahi.com/articles/DA3S16023602.html?iref=pc_rensai_long_16_article
＜読売社説：「防衛費概算要求 予算増は信頼回復が前提だ」＞・2024/09/02
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20240901-OYT1T50108/
＜毎日社説：「過去最大の防衛費要求 持続可能性に疑問が残る」＞・2024/9/6
https://mainichi.jp/articles/20240906/ddm/005/070/118000c