<NTTデータの「快眠ホテル」9日開業 睡眠データを提供>
* 睡眠こそ最強の解決策である(マシュー・ウォーカー (著))
いま世界中が快適な眠りを求め、「睡眠ビジネス」が注目を集めています。そんななか、20年間睡眠を研究し、カリフォルニア大学バークリー校睡眠・神経画像ラボラトリーの所長として、名だたる企業の睡眠コンサルタントを務めるマシュー・ウォーカー氏の本書は、最強の睡眠を語るのにふさわしい睡眠大全とも位置付けられる一冊でしょう。
本書では、「睡眠とは何か?」というそもそもの話から、最新の研究で明らかになった睡眠の様々な効果を明かすとともに、睡眠の科学を社会でどのように役立てることができるのかを描きます。
・昼寝(仮眠)で記憶力が上がる、パフォーマンスが上がる
――ボルトも世界新の前に昼寝していた。
・6時間睡眠の日が10日続くと、1日徹夜した時と同じくらい脳の機能は
衰えるが、本人は自分が睡眠不足だとは認識していない。
・朝方、夜型は遺伝で決まっている。
・思春期の子供は体内時計が成人よりも 3 時間ほど遅くなっており、
夜更かしや寝坊は自然なこと。
・睡眠が不足すると人の表情から感情などを読み取る能力が低下する。
・MRI で夢の中身が判定できる?
・ワクチンを接種する前の睡眠時間が短いとその効果は半減する! etc.
<NTTデータの「快眠ホテル」9日開業 睡眠データを提供>
NTTデータは7日、就寝中の心拍数や呼吸数など睡眠データを自動測定できるカプセルホテルの落成式を開いた。東京・品川駅近くの自社ビルの1階を改修し、ホテル運営のナインアワーズ(東京・千代田)と共同開発した。9日に開業する。
落成式に参加したNTTデータの佐々木裕社長は「宿泊客に睡眠データを提供して眠りの質の向上に生かしてもらう。さらにビッグデータとして分析することで社会全体の健康改善に貢献していきたい」と話した。
睡眠データは各部屋に設置した赤外線カメラやマイク、体動センサーで集め、睡眠の傾向を人工知能(AI)で分析する。分析結果をもとに宿泊客に睡眠改善策を提案するほか、匿名化したビッグデータを消費財や医療、製薬会社などに販売する。
ホテル開業に伴い、睡眠データを活用した商品開発やマーケティングなどを目的とした企業共創プログラムも立ち上げた。当初はオムロンヘルスケアやカルビー、キリンビバレッジなど5社が参加し、ホテル内に各社の睡眠改善商品を設置して販売する。
8月7日・https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC079VI0X00C24A8000000/