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朝日社説:「フランス総選挙 対話の政治 築き直す時」

<朝日社説:「フランス総選挙 対話の政治 築き直す時」>
この社説の要旨は次の通りです。
1 右翼政権の阻止と政治の混迷: フランス総選挙で右翼「国民連合」が第3勢力に沈み、右翼政権の誕生が避けられたが、政治の混迷が深まっている。
2 マクロン政権の影響力低下: どの勢力も過半数を得ておらず、マクロン政権の独断的な政治手法が影響力の低下を招いている。
3 国民との対話の重要性: 国民への丁寧な説明や真摯な対話が欠如していることが問題であり、これが極端な主張を掲げる勢力の伸長を招いている。
4 国際協調の必要性: 経済、移民、戦争、環境などの問題は「自国第一」では解決できず、国際協調を絶やさないために、誠実な政権運営が必要とされている。
 
朝日社説は「右翼政権の誕生という最悪シナリオは避けられたが、政治の混迷は深まり、国際協調にも影響を及ぼしそうだ。国民と丁寧に対話する統治の立て直しが急務だ」と主張していますが、右翼政権がなぜ最悪なのか、具体的な説明はありません。
では左翼政権は健全で、国民との対話が十分なのでしょうか。
フランスの混迷は、移民問題が大きな要因であり、大量の移民が社会不安を引き起こしています。左翼政権がこの不満を十分に吸収できるのか、極めて疑問です。
もちろん、私もマクロン大統領の政治手法に問題がないとは言いませんが、マクロン大統領は国際協調に十分に応えています。
いずれにせよ、マクロン大統領の求心力は低下していますが、私は彼の巻き返しに期待します。

<朝日社説:「フランス総選挙 対話の政治 築き直す時」>・7月10日
https://www.asahi.com/articles/DA3S15979270.html?iref=pc_rensai_long_16_article
 
<読売社説:「フランス下院選 右派の台頭は阻止できたが」>・2024/07/09
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20240708-OYT1T50273/
 
<フランス国民議会選挙で左派連合が逆転勝利:『極右』国民連合は3位に>・2024.07.08・アゴラ編集部・https://agora-web.jp/archives/240708072438.html
 
<フランス総選挙、「驚き」の逆転なぜ起きた マクロン氏は求心力低下>・7月8日
https://www.asahi.com/articles/ASS7836TBS78UHBI01LM.html?iref=comtop_7_06

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