MENU

日経社説:「水際対策で済まぬ難民問題」

<日経社説:「水際対策で済まぬ難民問題」>
社説の要旨は次の通り。
1 欧州の移民・難民受け入れの厳格化とその影響: 欧州連合(EU)や英国などで、移民・難民の受け入れを厳しくする政策が導入されているが、その結果、必要な保護を受けられない人が増えている。
2 移民問題の背景にある政治的動機: 欧州議会選や英国の総選挙を控え、現政権が反移民勢力に対抗するために厳格な政策を取っているという背景がある。
3 移民・難民問題の根本的な原因への対応の重要性: 紛争、政情不安、貧困、気候変動など、移民・難民を生む原因に対処する必要があり、問題の根本を解決しなければならない。
4 先進国の役割と責任: 欧州や日本を含む先進国は、移民・難民を押し出す地域の安定化と発展を支援する力を持っており、資金拠出や開発支援、国際機関との協力を通じて積極的に関与する必要がある。
 
「4」、日経新聞社は、「欧州や日本を含む先進国は、移民・難民を押し出す地域の安定化と発展を支援する力を持っており」、と主張するが、残念なことにそのような余裕は現在の先進国、そして日本にもありません。なお国連もロシア問題などを抱え、難民問題、無力です。やはり、当面、水際作戦の強化、やむを得ないと私は考えます。

<日経社説:「水際対策で済まぬ難民問題」>・5月26日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK248LN0U4A520C2000000/

  • URLをコピーしました!
目次