<朝日社説:「深まる政治の危機 信を失う国民感覚とのずれ」>
簡潔に要約すると以下の通りです。
1 自民党の裏金問題に対する実態解明と対応の不足:独立した第三者による調査が行われず、関係者への責任追及も不十分で、国民の不信感が続いている。
2 政治資金規正法の改正の限界:根本的な改革には至らず、多くの抜け穴が残り、企業や団体からの献金やパーティー規制にも対応していない。
3 法案審議の形骸化:政府が具体的な事項を政省令やガイドラインに委ねることが増え、国会審議が不十分で、国民の権利や生活に影響を与える法案の審議が不完全なまま終了している。
4 首相と自民党の信頼回復の必要性:首相が再選を目指すなら、信頼回復と内政外交の課題解決に向けて、国民が納得する結果を出す必要がある。
以上が要約です。
これらは以前の社説で繰り返し主張されてきた内容です。
1と2は当然の主張と言えます。
3に関しては、状況に応じて異なり、野党の不勉強や怠慢も問題です。
4については、外交面では岸田政権に特別な問題はないと見ます。
しかし、内政問題や政治資金問題における有権者の信頼回復は容易ではなく、少子化問題においても、もっと踏み込んだ財源問題など、対応が遅れています。次期総選挙では新しいリーダーシップが必要です、新しい顔で戦うべきです。
<朝日社説:「深まる政治の危機 信を失う国民感覚とのずれ」>・6月22日
https://www.asahi.com/articles/DA3S15964378.html?iref=pc_rensai_long_16_article
<読売社説:「通常国会閉幕 実績上げたのに不信感残った」>・2024/06/22
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20240621-OYT1T50199/
<毎日社説:「国会閉会と岸田首相 政権の機能不全あらわに」>・2024/6/22
https://mainichi.jp/articles/20240622/ddm/005/070/129000c
<産経主張:「通常国会の閉幕 「国の根幹」進まなかった」>・2024/6/23
https://www.sankei.com/article/20240623-U3XRSIZPX5NJ7OXR3P2VP5ZH5A/