いろいろ頭の体操をしていても意味はない。ロシアのウクライナ侵略、相も変わらずいろんな戦闘が、そしてロシアの攻撃で、ウクライナの人々が少なからず犠牲者に。
ロシアのことを議論してもあまり意味はない。やはりNATO、もっと本腰を入れねばならない。ウクライナによりロシア国内の攻撃も容認し、ロシア国民に、戦争の実態をもっと実感してもらわねばならない。
NATOは軍隊を直接投入すべき、ウクライナ戦線に。
* プーチンはすでに、戦略的には負けている – 戦術的勝利が戦略的敗北に変わるとき – (ワニ・プラス・北野幸伯 (著)>
三年目を迎えたウクライナ戦争。現下、ウクライナ軍は要衝からの撤退を余儀なくされ、ロシア軍優位な戦況にある。さらに、さらに、プーチンは2023年3月17日、大統領選挙で圧勝し、5選目に突入した。それでもプーチンのロシアは「戦略的な敗北」に陥ると著者は言う。ウクライナ戦争後のロシアは、「国際的に孤立した」「『旧ソ連の盟主』の地位を失った」「中国の属国になった」うえに、最も恐れていた「NATOの拡大」も招いてしまったからだ。
本書はロシアがなぜそういう窮地に立つことになったのかを、「戦術的思考」の勝利が結果的(戦略的)には大失敗に終わった歴史上の例を挙げると同時に、プーチンの履歴と思考経路を基に考察していく。さらに、我が国と我々にとって、将来に向けてどのような思考が必要になるのかを、明確に提示する。歴史に学んで未来を拓くための重要な指南書である。
<北野幸伯『プーチンはすでに、戦略的には負けている』を読む>
評者の立場
これに対し評者の考えを述べれば、先ず中露を組ませてはならないという事だ。「先ず中露疑似同盟に楔を打ち込む。そして、ロシアを西側に取り込み、インドを筆頭としたグローバルサウスとも連携(少なくとも敵にはしない)をして、拡大中国包囲網で中国の牙を抜き、改革に向かわせるべき」と考える。2024.05.15・佐藤 鴻全
https://agora-web.jp/archives/240512092610.html