<〈急速にこじれる中国と欧州〉EUの外交姿勢の変化と駆け引き、習近平の欧州歴訪から見えたもの>
残念ながらEUは一枚岩ではない、足並みの乱れ、それを危惧する。
ドイツのEU離脱も噂されている。
EU、立て直しをいかにして行うのか???
<〈急速にこじれる中国と欧州〉EUの外交姿勢の変化と駆け引き、習近平の欧州歴訪から見えたもの>
5月初旬、中国の習近平国家主席が、欧州3カ国を歴訪した。5月6日フランス、8日セルビア、9日ハンガリーという日程であった。いずれも、近年の欧州での対中警戒感の高まりにもかかわらず、中国と独自の外交スタンスを維持する国々であることが特徴的である。
例えばフランスは、米国とその同盟国による厳しい対中政策とは一線を画し、独自の実利外交を展開している。昨年4月にはマクロン大統領が訪中して厚遇を受け、今回の訪仏招待はその答礼も兼ねていた。そしてセルビアとハンガリーの現政権は、中露の権威主義・専制主義との親和性が顕著で、中国の巨額投資を喉から手が出るほど欲し、習近平を大歓待した。・・・5月23日・久末亮一( 日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所 副主任研究員)・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/33894
<中国EV、欧州に工場進出ラッシュ 追加関税の回避に布石 習氏訪問の仏、ハンガリーでも>
中国の習近平国家主席が、欧州連合(EU)との電気自動車(EV)を巡る通商摩擦のさなか、欧州歴訪を開始した。EUが「追加関税も辞さず」の立場で輸出攻勢に歯止めをかけようとするのに対し、中国は障壁回避に向けて、続々と欧州に工場を建設している。2024/5/7・https://www.sankei.com/article/20240507-CGVWIL6YZNC4TC7XYWLOXZ47JM/
<〈習近平に見切られたショルツ独首相〉閣僚まで同行した訪中で成果が得られなかったのはなぜか>
ドイツのショルツ首相の訪中について、2024年4月17日付の独FAZ 紙は「友好的だが難渋」と題する解説記事で、雰囲気は友好的であったが成果は乏しかったと報じている。5月20日・岡崎研究所・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/33848