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「日本の醜さについて 都市とエゴイズム」

「京都の街は美しい」と、あなたは心から思いますか?
スクラップ・アンド・ビルドをくりかえす日本の街並から何が見えるのか。
『京都ぎらい』の著者による、言ってはいけない日本人論!

* 日本の醜さについて 都市とエゴイズム (幻冬舎新書・井上 章一 (著))
個人主義で自己主張の強い欧米人とくらべ、日本人は集団主義的で協調性があり、「和をもって貴し」とする民族だと言われてきた。しかし、ひとたび街に目をむければ、それはまちがいだと気づく。利権まみれで雑多な東京。
くいだおれ太郎やかに道楽など人形だらけの大阪。
“千年の都”と称されながらスクラップ・アンド・ビルドをくりかえす京都。
ローマと東京、ヴェネツィアと大阪、フィレンツェと京都――街並をくらべると、
近代化と自由化をすすめ謳歌するあまり、無秩序とエゴにおおわれたのは欧米ではなく日本なのだ。都市景観と歴史が物語る、真の日本人の精神とは?
【内容より】
本当は「和をもって貴し」じゃない日本人
●“千年の都”京都はスクラップ・アンド・ビルドの街
●靴をはいたまま、ベッドに横たわれるか
●カーネルおじさん、ペコちゃん、くいだおれ太郎……店頭におかれる人形の謎
●ラブホテルに見る日本人の幼児性
●手摺のないヴェネツィアと身投げの名所・道頓堀
●空襲に3年たえた東京、1日で休戦をきめたローマ
●大蔵官僚もおびえた将門公のたたり
●イタリア人建築家が「何でもあり」とあきれた東京の街並
●あまりにも無知な坂口安吾の「日本文化私観」を批判する

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