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医学部定員増に反対してストを続ける、韓国医師

<医学部定員増に反対してストを続ける、韓国医師の「ミゼラブル」な前途>
「医学部の定員増により医師の報酬に影響が出るのは事実だから、彼らが反対するのは合理的だ。しかし、それだけで医師たちがその状況を『レ・ミゼラブル』になぞらえるのは理解できないし、国民の健康を犠牲にして、大規模ストライキをする理由も分からない。富裕な彼らが「ミゼラブル」であると訴えても、滑稽にしか見えない。」
全く同感。尹錫悦大統領頑張れ!!!

<医学部定員増に反対してストを続ける、韓国医師の「ミゼラブル」な前途>
<医学部定員増に反対する韓国医師のストが続いている。特権を失いかねないエリートの彼らが反対するのは合理的なのだが、執拗な闘争には歴史的な背景がある>
「列に入れよ われらの味方に砦の向こうに世界がある 戦え それが自由への道」
響き渡るのは、ミュージカル『レ・ミゼラブル』の看板曲「民衆の歌」。声を張り上げるのは貧しい労働者、ではない。
3月3日、韓国の首都ソウル市永登浦区の汝矣島(ヨイド)公園。大韓医師協会、日本で言えば日本医師会に当たる組織の集会に、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の「医学部定員2000人増員」に反対する2万人もの医師が集まった。その後も医師たちによる大規模ストライキが続き、医療現場では混乱が起こっている。
では、韓国の医師たちは『レ・ミゼラブル』の民衆のような貧しい生活を送っているのか。OECDの統計によると、2021年の韓国の医師平均年間報酬額は19万2000ドル(購買力平価〔PPP〕ベース)。1ドル=150円で換算すれば2880万円を超えるこの数字は、何とドイツやオランダを抑えて第1位になっている。韓国の医師の給与が少ないとは、決して言えない。
医学部の定員増により医師の報酬に影響が出るのは事実だから、彼らが反対するのは合理的だ。しかし、それだけで医師たちがその状況を『レ・ミゼラブル』になぞらえるのは理解できないし、国民の健康を犠牲にして、大規模ストライキをする理由も分からない。富裕な彼らが「ミゼラブル」であると訴えても、滑稽にしか見えない。04月02日
木村幹・韓国を知る・https://www.newsweekjapan.jp/kankimura/

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