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コンテナ・ほぼ中国一強だった市場に変化・“脱中国”が着々と進む海運業界

<コロナ禍を経て、ほぼ中国一強だった市場に変化・過度な依存のリスクが明るみに… “脱中国”が着々と進む海運業界>
当然なこと、“脱中国”。コンテナだけでなく、各業界、中国の覇権主義、軍事拡張、それをしっかり認識して、“脱中国”を進展させねばならない。

<コロナ禍を経て、ほぼ中国一強だった市場に変化・過度な依存のリスクが明るみに… “脱中国”が着々と進む海運業界>
コロナ禍で世界は物流停滞を経験し、船の物流である海運がどれだけ日常生活に影響を与えるかを再認識した。その海運において欠かせないものをこれまで中国が独占していたが、その構図に変化が起きているという。
中国がシェア95%以上を握る
海運業界は、中国以外の国でコンテナを製造する取り組みを推進している。世界貿易において必要不可欠なコンテナの供給網を、サプライチェーンの混乱や地政学的対立の影響から守るため、予備の生産能力を確保しようという動きだ。
コロナ禍に生じた貿易の混乱は、中国への過度な依存が招いたものだという声もあり、製造業者や政府機関は、アジアや米国各地にコンテナ製造工場を建設することで、中国依存の緩和を図ろうとしている。ベトナムに建設された新工場のオーナーによれば、最終的には1年間に生産されるコンテナの6分の1程度を製造できる見通しで、インドでも大幅な生産能力の増強が見込まれている。
英海事コンサルティング会社ドゥーリーによると、現在、コンテナの95%以上は世界第2位の経済大国である中国で製造されており、その市場は国営企業3社に独占されている。こうした中国外でのコンテナ製造計画は、外交的緊張や中国の台湾に対する脅威の高まりを背景に、企業や各国政府が中国メーカーへの依存を見直そうとするなかで浮上した。
2024.2.17・フィナンシャル・タイムズ(英国)・https://courrier.jp/news/archives/353454/

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