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英紙が分析「東南アジアで米中よりも“隠れた大国”日本が信頼される理由」

<英紙が分析「東南アジアで米中よりも“隠れた大国”日本が信頼される理由」>
確かに米国よりは信頼されている。しかし、中国と比較すれば。
信頼はともかく、東南アジアへの中国の影響度、お金の力、損得勘定、確実に増大している。
大国、インドネシアの動向が気にかかる。

* アジア新興国マーケティング(成川 哲次 (著))
スピード感のあるマーケティングでアジア進出を成功させよ
海外進出を図る日本企業にとって、アジア新興国は魅力的なエリアの一つです。
アジア新興国各地には多くの日本企業が製造業を中心に進出を果たしており、大規模な産業集積、サプライチェーンを形成しています。また、特にASEANにおける中間層、富裕層の増加によって、生産拠点としてだけでなく、消費市場としての魅力も増してきています。しかしそれだけに、海外の競合による進出競争が激しさを増しているのも事実です。
 
<英紙が分析「東南アジアで米中よりも“隠れた大国”日本が信頼される理由」>
長い期間、東南アジアに積極的にかかわってきた日本。同地域でのその影響力は、ときに米国や中国のものを上回るほどだ。なぜ日本はこの地域を重視し、これほどまでに強い関係を築けたのか。英誌「エコノミスト」が探った。
「隠れた大国」日本
アジアの地政学は2つの大国との関係を使って説明される。超大国の米国と、急速に力をつけている中国である。後者は東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国も含め、アジアの小国を自らの陣営に取り込もうとしている。しかし、この見方では見落とされることが多い。実際にはほとんどありえない二元論的世界観を過剰に強調し、それ以外の国々の力を無視するからだ。各国と強い繋がりを持つ日本の存在も見過ごされてしまう。
日本は、多くの東南アジア諸国に資本、技術、援助を提供している。その重要度は競合する大国にも引けを取らない。ここ10年間の日本からASEAN諸国への直接投資額は、合計で1980億ドル(約29兆3400億円)だった。これは米国による2090億ドル(約31兆円)という同期間での投資額には及ばないが、中国の1060億ドル(約15兆7000億円)を上回る。
日本の企業は成長する東南アジア市場を狙い、政府や政治家は東南アジアを中国の拡張主義に対する防波堤と考えている。2024.2.3
エコノミスト(英国) https://courrier.jp/news/archives/352475/

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