少子化対策の財源は社会保険料への上乗せ?
ますます困窮し、「貧乏くじ」を引かされ続ける若者たち
スリムで効率的な社会保障制度の確立を!
* 教養としての財政問題(島澤諭 (著))
凄まじい勢いで財政が拡大し、バラマキたがる政治家にそれを喜ぶ国民をいう構図が定着してしまった日本。そこに昨今骨子が発表された「異次元の少子化対策」で、おそらく更なるバラマキがなされ、その負担増が若者にのしかかる。
こうした状況から脱却するための対処策はあるのだろうか。「バラマキ政治とクレクレ民主主義」に警鐘を鳴らし続ける著者による、渾身の提言!
<本書の目次>
第1章 財政破綻しなくても財政再建が必要な理由
第2章 財政破綻は国民生活の破綻
第3章 バラマキにNO!と言おう
第4章 少子高齢化社会にふさわしい社会保障制度
第5章 雇用、新型コロナウイルス対策でも貧乏くじを引かされる若者
第6章 若者が貧乏くじを引かないために
<生活保護世帯の半数超が「高齢者」、費用を負担するのは主に「若者」…日本はすでに「国民皆年金」ではない>
日本の社会保険は、保険料を納めて保険制度の「正式メンバー」にならない限り、一切の恩恵にアクセスできない。そのため、国や年金の専門家は未納の問題を全く重視せず、「未納が増えても年金は破綻しない」と強弁する研究者すらいる。では、低年金・無年金の高齢者たちはどうなるのか? 行き着く先は「生活保護」だ。2024.1.8
https://gentosha-go.com/articles/-/56082