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現代遺伝学がもたらす民族主義の再燃という悪夢

* 科学文明の起源: 近代世界を生んだグローバルな科学の歴史(ジェイムズ・ポスケット (著), 水谷 淳 (翻訳))
コペルニクスやガリレイ、ニュートン、ダーウィン、アインシュタインといった科学者の名前は、誰もが知っている。
そして、近代科学は16世紀から18世紀までにヨーロッパで誕生し、19世紀の進化論や20世紀の宇宙物理学も、ヨーロッパだけで築かれたとされている。
しかし、科学技術史が専門のウォーリック大学准教授、ジェイムズ・ポスケットによれば、このストーリーは「でっち上げ」であり、近代科学の発展にはアメリカやアジア、アフリカなど、世界中の人々が著しい貢献を果たしたという。
科学の未来は、グローバリゼーションとナショナリズムという2つの力の中間の道を見つけられるかどうかに懸かっている。
政治やイデオロギーによって書き換えられてしまった科学の歴史を明らかにし、科学発展のグローバルな過去をつまびらかにすることで、科学の未来について考えさせる書。

<現代遺伝学がもたらす民族主義の再燃という悪夢・幻に終わったヒトゲノム計画による理想の世界>
2024/01/02・ジェイムズ・ポスケット : ウォーリック大学准教授
https://toyokeizai.net/articles/-/704476

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