<女性管理職が増えた大企業で男性社員の仕事満足度が急降下…経済学の研究が明かす「女性活躍の不都合な真実」・1000人以上の大企業で起きている男性社員の異変>
この研究結果は何処の国でも、それとも日本特有の問題か???
* なぜ女性管理職は少ないのか 女性の昇進を妨げる要因を考える (青弓社ライブラリー(大沢真知子 (著, 編集)ほか)
人口減少社会のなかで女性の労働参加は不可欠であり、職場では人材不足によって女性に対する期待はますます大きくなっている。しかし、女性管理職の割合は低く、同時に、女性自身が管理職に就くことに消極的だとも指摘されている。
何がその障壁になっているのか――その要因を、男性中心のリーダーシップ像や女性が抱える心理的な葛藤、職場に根強い待遇面・役割面での差別、セクハラなど、具体的な事例や各種の統計から明らかにする。
男性・女性が平等に活躍できる場を作って公平な評価制度を確立する必要性を指摘して、性別や正規・非正規に基づく格差を解消し多様性を活かすために、新たなリーダーシップ像の確立を訴える。
目次
序 章 女性と管理職をめぐる現状 大沢真知子
第1章 女性の昇進を阻む心理的・社会的要因 坂田桐子
第2章 女性管理職の声から考える――管理職志向の変化と職場重視モデル 大槻奈巳
第3章 性差を超えた新たなリーダーシップ構築を 本間道子
第4章 ダイバーシティ&インクルージョンの必要性とその課題 大沢真知子
<女性管理職が増えた大企業で男性社員の仕事満足度が急降下…経済学の研究が明かす「女性活躍の不都合な真実」・1000人以上の大企業で起きている男性社員の異変>
2016年の女性活躍推進法施行以降、大企業を中心に女性管理職の数が増えている。それによる男性への影響はあるのか。拓殖大学教授で『残酷すぎる幸せとお金の経済学』(プレジデント社)を上梓した佐藤一磨さんは「1000人以上の大企業で男子非管理職の仕事満足度がガクッと下がっている。比較的女性管理職が増えた企業で働く男性ほど、昇進機会が制限され仕事満足度が下がってしまったと考えられ、この結果は女性活躍推進法の副作用といえるのかもしれない」という――。2023/11/24・PRESIDENT BOOKS・佐藤 一磨・拓殖大学政経学部教授・https://president.jp/articles/-/75979