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「【新版】中東戦争全史 (朝日文庫・山崎雅弘 (著))」

なぜ今、中東地域で惨禍が繰り返されるのか?
ガザ地区の面積は「東京都の6分の1」
ガザは1987年にイスラエル軍に対するパレスチナ人の一斉蜂起「インティファーダ」が発生した場所だったが、それから20年が経過した後も、同地に住む人々の生活環境はほとんど改善されていなかった。
現在「ガザ地区」と呼ばれている領域は、総面積約360平方キロの乾燥した帯状地帯であり、南西部でエジプトとの国境線が11キロある他は、イスラエルと東地中海に両脇と北東部を囲まれた「三面楚歌」の形となっている。
地中海の海岸線に沿って北東から南西へと伸びる、ガザ地区の中心軸附近での長さは約42キロで、海から内陸への奥行きは、広い場所では12キロあるが、最も狭い場所では6キロしかなく、日本に例えるなら面積で東京都の約6分の1、領土の長さは渋谷から横須賀あたりまでという、比較的小さな土地である。

*【新版】中東戦争全史 (朝日文庫・山崎雅弘 (著))
なぜ今、中東地域で惨禍が繰り返されるのか?
その理由を、パレスチナやイスラエルの歴史、 パレスチナ紛争の起源、中東をめぐる大国の思惑、 第1次~第4次にわたる中東戦争から、詳細にわかりやすく解説。
今なお続くシリア内戦や、9・11、イラク戦争、
パレスチナ問題の現在、シリア内戦、
新たな脅威『イスラム国』の誕生から膨張までを大幅加筆した最新版。
【主な内容】
第1章 パレスチナ紛争の起源―ディアスポラからバルフォア宣言まで
第2章 アラブ諸国の独立とホロコースト―アラブ・ユダヤ紛争の恒常化
第3章 第一次中東戦争―ユダヤ人国家イスラエルの建国
第4章 第二次中東戦争―大国の思惑とアラブ民族主義の台頭
第5章 第三次中東戦争―イスラエルの領土拡張政策
第6章 第四次中東戦争―イスラエル不敗神話の崩壊
第7章 中東戦争と石油危機―米ソ冷戦時代のアラブとイスラエル
第8章 イスラエル軍のレバノン侵攻―PLOとパレスチナ・アラブ人の抵抗
第9章 和平を目指す者と、それを阻む者―2000年・パレスチナ紛争の再燃
第10章 ガザ紛争とイランの核開発問題―イスラエルが直面する二つの難問
第11章 新たな脅威「イスラム国」の登場―なぜバグダディはイスラエルを敵と見なすのか

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