<もう脱炭素のコストを隠さないスナクの歴史的演説>
日本政府も脱炭素のコストを国民に正確に。
日本の多くのマスコミ、脱炭素のコスト、しっかり認識して報道を。
EVの補助金も、見直しを。その財源を少子化対策に。
<もう脱炭素のコストを隠さないスナクの歴史的演説>
英国のリシ・スナク首相が英国の脱炭素政策(ネットゼロという)には誤りがあったので方針を転換すると演説して反響を呼んでいる。
日本国内の報道では、ガソリン自動車・ディーゼル車などの内燃機関自動車の販売禁止期限を2030年から2035年に延期したことが専ら注目された。
だがこの演説はもっと重要な内容を含んでいる。具体的な政策について述べただけではなく、首相がこれまでの英国政府の誤りを指摘し、今後の方針を明確に述べたからだ。
最も重要なことは、保守党にせよ労働党にせよ、「歴代の英国政府はネットゼロのコストについて国民に正直でなかった」とはっきり断罪したことだ。コストについての議論や精査が欠如していた、とも言った。これらをすべて変え、今後は、難渋な言葉で誤魔化すのではなく、正直に説明する、とした。特に議会は、炭素排出の総量(炭素予算carbon budgetと呼ばれる)を承認する際には、それを達成するための計画を同時に精査すべきだ、とした。・・・2023.09.28・杉山 大志・https://agora-web.jp/archives/230927002323.html