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長年停滞する日本の高速炉計画、米企業が連携で強化

* ざっくり理解する原子力発電: 誰が・日本のどこで・何をしているのか(井川夕慈 (著))
日本の原子力発電業界には、現在どのようなプレーヤーがいて、何をしているのか? 
もしも将来、原子力発電の是非について国民投票のようなことが行われるとしたら、
自分は賛成票と反対票のどちらを投じるべきだろう?
――この問いに対する回答を準備しておこうと思ったのが、この記事を書いたきっかけである。
本書では「賛成か・反対か」はひとまず脇に置き、現状をニュートラルに把握することに注力する。すなわち2022年現在、原子力発電を行うプレーヤー及びそれに関係するプレーヤーとしてどのような組織があるか、核燃料となる放射性物質が日本のどこに所在するのか、といった事実をたんたんと整理する。」

<長年停滞する日本の高速炉計画、米企業が連携で強化…最新技術を活用>
 日本の次世代の高速炉開発計画で、日本原子力研究開発機構と、米政府の支援を受ける米原子力企業テラパワー社が連携強化で合意したことがわかった。日本では高速炉の開発が長年停滞している。日米の技術やノウハウを組み合わせることで、国内で建設される高速炉の実用化を急ぐ。
 原子力機構とテラパワー社などが2022年1月に締結した覚書を改定。商用炉の一つ手前の段階「実証炉」開発で先行する同社が、同機構などに技術支援することが決まった。2023/10/31・https://www.yomiuri.co.jp/science/20231030-OYT1T50280/

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