<欧米諸国は罠にはまったか>
篠田教授の意見はいつも大変共感できるのだが、この「罠にはまったか」煮は少なからず違和感。
欧米諸国は過去後すべきだ、パレスチナ自治区についてはそれを解消、楚辺手イスラエルに。そしてイスラエルには宗教の自由をしっかり守らせるべき監視を。パレスチナ人は自由が保障され宗教が補償されるなら、ハマスに暴力的に支配されるより、イスラエル併合、歓迎するのでは。もちろん、シリアやイランが黙ってはいないであろうが、欧米諸国はイスラエルの安全保障を。
中東の大変革、チャンスだ、私は前向きにそう考えたい。
<欧米諸国は罠にはまったか>
ハマスによるイスラエル領内での凄惨なテロ攻撃に対して、イスラエルが苛烈な報復攻撃を始めた。ハマス(あるいは「ハマス等テロリスト勢力」)のテロ攻撃は凄惨であるだけではない。ガザ地区住民の生活を犠牲にして、イスラエルの過剰反応を引き出すことを狙った行為だと言わざるを得ない点で、極めて残忍なものだったと言える。
ハマスの勢力は、ガザ地区内でも、海外からの支援の面でも、減退気味であった。暴発的な作戦を行い、イスラエルに過激な反応をさせることによって、あらためて存在感を高めることを狙った行為であったと言える。それに対し、イスラエル政府も、イスラエルとの連帯を表明した欧米諸国も、ハマスの計算通りに過剰反応しようとしているようだ。
2023.10.11・篠田 英朗
https://agora-web.jp/archives/231010210826.html
<バイデンとネタニヤフと米国の選択、暴力の連鎖を断ち切れるか・パレスチナ問題を見て見ぬふりしたツケ>
テロを厳しく批判することと、その根本的な原因の解決に取り組むこととの間に矛盾はない。
ハマスの獣のような残酷さがさらにひどくなったという指摘と、ベンヤミン・ネタニヤフ首相率いるイスラエルはハマスに代わる非暴力的なパレスチナ人勢力を兵糧攻めにしてきたという指摘は、どちらも正しい。
米国のジョー・バイデン大統領は10日、1つ目の指摘について怒りの感情をあらわにした。
2つ目の指摘については、公の場では認めていない。
2023.10.17・(英フィナンシャル・タイムズ紙 2023年10月12日付)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/77461