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温暖化対策:英国の温暖化対策の見直し

<英国の温暖化対策の見直し>
まさに「より現実的な手法を採用する」、当然であろう。なお、ドイツやフランス、これからも理想主義まっしぐら???

<英国の温暖化対策の見直し>
英国はCOP26においてパリ協定の温度目標(産業革命以降の温度上昇を2℃を十分下回るレベル、できれば1.5℃を目指す)を実質的に1.5℃安定化目標に強化し、2050年全球カーボンニュートラルをデファクト・スタンダード化した。新規化石燃料投資を否定する等、世界のエネルギー情勢から乖離した極端な議論が超量跋扈するようになったのも2050年カーボンニュートラルから逆算するからだ。
今年のG7プロセスにおいても数値目標、化石燃料フェーズアウト、ゼロエミッション車(ZEV)等に関し、極端な議論を展開し、議長国日本を困らせたといわれている。その英国において温暖化対策の一部先送りが発表された。
2035年以降も既存のガソリンエンジン車やディーゼルエンジン車の中古車販売も認められる。更にガスボイラーのフェーズアウトのペースを緩め、家屋所有者に対する省エネ義務の導入も見送ることとした。
9月20日、ラシ・スナク英首相はガソリンエンジン車およびディーゼルエンジン車の新車販売の禁止について、2030年から2035年に延期することを明らかにした。ボリス・ジョンソン前首相が打ち出した内燃エンジン車からEVへの移行が5年遅れることになる。・2023.10.01・有馬 純・https://agora-web.jp/archives/230930034401.html
 
<英、ガソリン車禁止35年に延期 首相「現実的な手法に」>
【ロンドン=江渕智弘】スナク英首相は20日、2030年としてきた英国内のガソリン車とディーゼル車の新車販売の禁止を35年に先送りすると表明した。電気自動車(EV)の価格がまだ高いことなどを理由に「より現実的な手法を採用する」と述べた。・・・9月21日・https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR20DJD0Q3A920C2000000/

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