<「憲法の対象外」になった旧統一教会信者>
ジャニーズに所属するタレントは性加害者か。
ビッグモーターの社員は犯罪者か。
では収賄罪、電通社員も犯罪者???
旧統一教会信者には宗教の自由は認められないのか???
日本の多くのマスコミ、あまりにも多くの矛盾を抱えて暴走する、集団リンチ???
<「憲法の対象外」になった旧統一教会信者>
ある団体を批判することはその構成員を批判することである。例えば日本共産党を批判することはその構成員たる日本共産党員を批判することに他ならない。「私は共産党を批判するが共産党員を批判しているわけではない」という主張は詭弁に過ぎない。団体批判とはその構成員の振る舞いを見て成立するのだから当然だろう。
ところが昨年の7月8日以降の旧統一教会報道ではこの「当然」が全く無視されている。本来分けられない旧統一教会とその信者が分けられ旧統一教会批判は信者への攻撃とみなされない、それどころか「信者の救済」に繋がるとすらみなされている。
よく報道される旧統一教会へ献金をした信者は自動的に「被害者」扱いだが、構成員として所属組織に貢献したものを「被害者」扱いするのはおかしい。
同じ信者でも報道に抗議する信者、宗教行事(合同結婚式など)に参加した信者は検討らしい検討もなく「異常者」扱いである。
旧統一教会報道では旧統一教会信者を第三者が一方的に区分し社会的評価を下している。しかも報道機関・行政機関・政党・政治家といった「公共」を担う人達が公然と行っている。
この露骨な差別を実現可能としたのは先に触れた「旧統一教会批判=信者救済」という感情と過去の映像を大動員する手法である。2023.09.27・高山 貴男
https://agora-web.jp/archives/230925234043.html