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高卒者に冷たい日本社会

<大幅賃上げでも喜べない理由。ついに「高卒正社員の初任給」が最低賃金を下回った日本>
高卒者に冷たい日本社会。安定した社会のためには、高卒者の生活安定が大事なのだが。
政府、単なる賃上げだけでなく、どのような賃上げが必要なのか、もっと産業界をリードすべき。

<大幅賃上げでも喜べない理由。ついに「高卒正社員の初任給」が最低賃金を下回った日本>
賃上げが進む一方で、高卒初任給の上昇はわずかだった。
2023年の春闘は30年ぶりの大幅賃上げとなった。
定期昇給分とベースアップの賃上げ率は前年比3.58%増の1万560円(連合の最終集計)となり、岸田文雄首相をはじめ経団連、労働組合の連合の政労使そろって、その成果を自画自賛している。しかし本当に喜ぶべきなのだろうか。
気になる数字がある。
今回の春闘では、高卒初任給に相当する「企業内最低賃金協定」の要求・交渉も実施されたが、高卒初任給はほんのわずかしか上がっていないのだ。
高卒初任給は「最低1000円」
連合の集計によると、のべ1425組合が高卒初任給の引き上げについて交渉し、基幹的労働者の定義を定めている場合の最低賃金の妥結・回答額は、単純平均で月額17万2339円、時間額で1068円だった。基幹的労働者の定義を定めていない場合は、平均で月額17万937円、時間額は1000円だった。・・・・Aug. 22, 2023・溝上憲文 [人事ジャーナリスト]・https://www.businessinsider.jp/post-274136

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