MENU

「試験管育ち」の培養肉はどこまでリアル?

* 培養肉とは何か? (岩波ブックレット・竹内 昌治 (著), 日比野 愛子 (著))
2022年3月、培養ステーキ肉が日本で試食された! 食料不足などを背景に登場、期待の一方、不安もある培養肉は、種類がいろいろ、作製技術も異なる。ウシのステーキ様肉作製に成功した著者が、用いられた先端技術と将来の可能性を、社会の受け入れを検証する著者が課題を、最低限の基礎知識としてまとめた超入門書。

<「試験管育ち」の培養肉はどこまでリアル? 食肉業界の未来を探る>
米国に拠点を置く食品テクノロジー会社「イート・ジャスト」が開発した培養鶏肉を使ったパスタ=シンガポールで2023年7月6日、石山絵歩撮影拡大
米国に拠点を置く食品テクノロジー会社「イート・ジャスト」が開発した培養鶏肉を使ったパスタ=シンガポールで2023年7月6日、石山絵歩撮影
 環境問題への意識が高まる中、食肉の細胞を培養して作られた「試験管育ちの肉(培養肉)」が注目されている。世界的に食肉需要が増す一方で、畜産による従来の食肉は、生産過程で大量の温室効果ガスを排出するなど環境負荷も高いとされるからだ。その代替として期待される培養肉だが、実際のところ、どれだけ「肉々しい」のだろう。2020年に世界で初めて培養鶏肉の販売を認めたシンガポールで味見をしつつ、その可能性を探った。【シンガポールで石山絵歩】 2023/7/28
https://mainichi.jp/articles/20230728/k00/00m/030/001000c

  • URLをコピーしました!
目次