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読売社説:「不同意性交罪 「魂の殺人」を許さない社会に」

<読売社説:「不同意性交罪 「魂の殺人」を許さない社会に」>
人間社会、性暴力、絶対に根絶はできない。しかし、根絶に向けての努力は常に。
ようやく法整備一歩前進???

* 性暴力被害の実際―被害はどのように起き,どう回復するのか(齋藤 梓 (編集), 大竹 裕子 (編集))
相手の意思や感情をないがしろにする性交(不同意性交)は性暴力である。
今の社会で最も一般的な性暴力のイメージは,「突然」「見知らぬ人に」「脅されて」被害に遭うという極めて狭いイメージである。しかし,性暴力の多くは「日常生活の中で」「身近な人から」「暴行も脅しもなく」起こる。また,夫婦や恋人,親子間でも性暴力は起こり,しばしば繰り返されて継続する。
本書は,「望まない性交」を経験した当事者にその経験を語っていただき,その「語り」を,同意のない性交が起こるプロセス,同意のない性交が被害当事者の人生に及ぼす影響,回復への道のりといった観点から分析した,一連の調査の結果をまとめたものである。
「語り」から分かった性暴力の加害プロセスには,大きく「奇襲型」「飲酒・薬物使用を伴う型」「性虐待型」「エントラップ(罠にはめる)型」の4つの型がある。それら四つのプロセスを詳述し,「被害当事者にとって,なぜ被害を認識したり相談したりすることが難しいのか」を解説する。
さらに,性暴力被害を受けた当事者が被害を受けた時およびその後にさまざまな体験を経て,どのように回復の過程を辿り,いまどのように生きているのか,当事者たちの語りを紹介すると共に,彼女たちを回復に導くもの,逆に回復を阻むものについて浮きぼりにし,支援のあり方についても提言する。

<読売社説:「不同意性交罪 「魂の殺人」を許さない社会に」>・2023/07/19
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20230718-OYT1T50320/

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