汗水流して働くより、楽に金を稼げる仕事がしたい、そんな風潮をまき散らす多くのマスコミ。
奨学金の拡大ほか、大学進学をあれこれ主張する。汗水流して働くより職場は外国人労働者に??? 繰り返す、こんなマスコミの存在が、「闇バイト」を拡大させる。
第一次産業、農業・漁業・そして林業等、あるいは建設現場、そこで汗水出して働く若者にどのような支援を、日本のマスコミどれだけその支援等々、主張してきたのか。
特にリベラルマスコミ、知識人、はっきり言えば、そこで汗水出して働く若者、そして若者でなくても労働者を、極端に言えば馬鹿にしている、それが日本だ。まさに格差社会を作り出しているのだ日本のリベラルは。
* 闇バイト 凶悪化する若者のリアル (祥伝社新書・廣末 登 (著))
「闇バイト」がなくならないワケとは?
二〇二三年一月一九日、東京都狛江市に住む九〇歳の女性が自宅で殺害されているのが見つかった。女性の遺体には激しい暴行の跡が見られ、これまでとは次元の違う強盗殺人事件として世間を震撼させた。本件をきっかけに注目を集めたのが、「闇バイト」といわれる犯罪だ。
指示役に集められた素性のバラバラな集団によって行なわれる犯罪で、同種の事件は後を絶たない。中でも詐欺よりも手っ取り早く稼げる「タタキ(強盗)」の増加が危険視されている。
本書では、非行経験のある犯罪学者が当事者たちを取材。闇バイトを取り仕切る半グレや犯人の更生に従事した保護観察官の声から見えてくる、その真実とは。最終章では、闇バイトを生み出す日本社会の闇を分析。失うもののない「無敵の人」を生み続ける構造に警鐘を鳴らす
<汗水流して働くより、楽に金を稼げる仕事がしたい…「闇バイト」に応募する若者が増え続けている根本原因・「ラクして稼ぐ奴が賢い」と煽る危険な風潮>
2023/07/10・PRESIDENT Online・廣末 登・龍谷大学嘱託研究員、久留米大学非常勤講師(社会病理学)・https://president.jp/articles/-/71426