MENU

NATOに響くトルコのクルド問題・そして中東問題

多くの日本人には理解できない、クルド人の歴史。
祖国なき最大の民といわれるクルド人。居住地域はクルディスタンと呼ばれ、おもにトルコ、イラン、イラクにまたがり、面積はフランス一国にも匹敵する。さらにその人口は二五〇〇万人とも推定。
クルド難民の日本受け入れなど日本のマスコミは安易に主張するが、あまりにも勉強不足。
繰り返す、2500万とも推定されるクルド人、何処の国に移住しても元の居住地の国民等といろんな争い、果てしない紛争、それが際限なく継続する。

<NATOに響くトルコのクルド問題 続く国民と民族の葛藤>
11〜12日に予定される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議。その直前までスウェーデンの加盟にトルコは同意しなかった。トルコがテロ組織と規定するクルド労働者党(PKK)の活動をスウェーデンが容認しているとの不満が強いからだ。トルコ政府の姿勢の背景には、近代トルコ建国から100年を経た今でも「国民」と「民族」という2つの帰属意識の葛藤が残り、それが国内政治に反映している現実がある。・・・7月11日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD100FU0Q3A710C2000000/
 
* クルド問題 非国家主体の可能性と限界(今井 宏平 (編集) )
「アラブの春」を発端とする紛争勃発から10年。主権国家の秩序がいっそう揺らぎ、非国家主体の影響力が増すなかで、その代表的存在であるクルド人勢力についての学術研究はいまだに手薄い。地域研究、国際関係論、政治学の方法論を駆使して世界最大規模の国を持たない民族、クルド人の実像に迫り、クルド問題研究のフロンティアを切り拓く。
 
* クルド人 もうひとつの中東問題 (集英社新書・川上 洋一 (著))
パレスチナとならぶ中東の大きな火種クルド!!「千のため息、千の涙、千の反乱、千の希望」
祖国なき最大の民といわれるクルド人。居住地域はクルディスタンと呼ばれ、おもにトルコ、イラン、イラクにまたがり、面積はフランス一国にも匹敵する。さらにその人口は二五〇〇万人とも推定され、パレスチナ人約八〇〇万を大きくしのぐ。クルドの名は、古代シュメールにまで遡り、かのイスラムの英雄サラディンもクルド人であった。十九世紀末以降、自治、独立を求める戦いを激しく繰り返すが、常に居住国の中央政府、西欧列強、近隣諸国の利害に翻弄されつづけ、分断されてきた。九一年の湾岸戦争後、クルドはようやく日本でも報道されるようになるが、問題の大きさに比べて、その認識はまだまだ低い。本書は、パレスチナとならぶ中東地域における大きな火種のひとつ、クルド問題に光をあてるものである。
 
<クルド人が病院で大乱闘:フランス化する埼玉県川口市>・2023.07.06・アゴラ編集部
https://agora-web.jp/archives/230705064853.html

  • URLをコピーしました!
目次