<「国破れて脱炭素あり」G7から日本脱落の可能性も>
日本脱落ではない。日本の努力、新興国と途上国に必ず理解される、それが日本の国益だ。
G7の脱炭素、理念ばかりが先行しているのだ、結局は落ち着くべきところに落ち着く、一喜一憂する必要は無い。
<「国破れて脱炭素あり」G7から日本脱落の可能性も>
5月19日から広島で開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)の首脳声明は20日に発表された。その中に、「G7は気候上昇を1.5度に抑制するパリ協定のコミットメントについては揺るがない」と書かれている。
議長国である日本をはじめG7サミットで、脱炭素へのコミットが謳われたが(ロイター/アフロ)
一方「新興国と途上国がそれぞれの事情を考慮した多様かつ実践的方法で(温室効果ガス)ネットゼロを目指す取り組みを支援する」と謳われている。
日本政府の案だろうが、途上国の事情に配慮することは大変に望ましいことだ。ではG7各国それぞれの事情に配慮する必要はないのだろうか。
5月22日・山本隆三 (常葉大学名誉教授)・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/30338