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ライオン:メスの欲求に応えられないと追放

イルカはあえて逆子で産む!
ウマの“たまらん顔”は興奮の証!
ラッコの愛情表現は痛すぎる!
ヤギの交尾は一瞬で終わる!
海獣学者が解きあかす すばらしき繁殖戦略

* クジラの歌を聴け 動物が生命をつなぐ驚異のしくみ(田島 木綿子 (著))
ザトウクジラは、なぜソングを歌うのか?
テングザルの鼻と睾丸の 不思議な関係 バビルサの牙はなぜ伸び続ける?
ヤギの交尾が一瞬で終わる切実な理由 なぜクジラはみんな逆子なのか?
アザラシの母乳に脂肪が多いのはなぜ?
ヒトはもともと難産になりやすい——。
求愛の悲喜こもごもから交尾の驚くべき工夫、妊娠・出産の不思議、環境に適応した多様な子育ての方法まで、あまり明るみに出ないけれど実はめちゃくちゃ面白い、繁殖・生殖のはなしを語る。海獣学者・獣医として海陸両方のさまざまな哺乳類に触れ、解剖学の知識をもつ著者ならではの経験と視点が満載。読んだあと、生命の不思議と大切さを感じずにはいられない一冊。
 
<メスの欲求に応えられないと追放…ライオンのオスは交尾の拒否権がなくメスたちと1日50回も試練を繰り返す・オスがヒモ状態でいられるのは交尾のためと群れを守るため>
群れで暮らし、たくさんのメスを率いるライオンのオスは絶対的王者というイメージがある。しかし生物学者の田島木綿子さんは「実は交尾の主導権はメスにある。オスは一斉に発情するメスたちの要求に応えて1日50回以上の交尾を繰り返すことも。しかし、それを拒否すれば群れから追放されてしまう」という――。
2023/05/13・PRESIDENT Online・田島 木綿子・国立科学博物館動物研究部脊椎動物研究グループ研究主幹・https://president.jp/articles/-/69361

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