* 日本人のための大麻の教科書 「古くて新しい農作物」の再発見(大麻博物館 (著))
大麻。この植物は、日本では「違法な薬物」というイメージが強い一方、海外では医療品・嗜好品・新素材として再評価・解禁され、「グリーンラッシュ」と呼ばれるほどの経済効果をもたらしている。
しかし、日本において大麻は「稲作より早くから栽培され、衣食住に用いられてきた農作物」だったという事実は、あまり知られていない。ほんの70年ほど前まで、大麻は日本人にとって非常に身近な存在だったのである。
本書では、「名称」「歴史」「農」「衣」「宗教」「文化」「食」「薬」「模様」「法」といった10の切り口から大麻を捉え直し、その本質を探っていく。また、各界で大麻に関する情報発信を行っている識者の方々からの寄稿も掲載する。
・日本人は稲作をはじめるはるか昔、12,000年前から大麻を生活に用いていた
・日本の大麻は「繊維型」で、吸引されることなく、主に布や蚊帳や釣り糸、花火の助燃剤などに用いられていた
・戦後、GHQによって日本の大麻は「違法な薬物」として取り締まられた
・「へそくり」とは、元々は大麻の糸のこと
・相撲の「横綱」は、大麻製
・多くの七味唐辛子には「大麻の種子」が入っている
・『鬼滅の刃』の禰豆子が着ている着物は「大麻の葉の模様」
<大麻「解禁」、なぜ広がる? 国連条約に反しても…認める理由は>
昨年6月に大麻が麻薬リストから外れたタイでは、その成分が含まれたお菓子や飲み物を知らずに口にした子どもや、興味本位で吸った未成年者が病院で治療を受ける例が相次いでいます。一方、タイに先駆けてカナダやウルグアイといった国ではすでに大麻が解禁されています。なぜ、大麻解禁の動きが広がってきているのか。薬物依存の問題に詳しい筑波大学の原田隆之教授に聞きました。・・・4月27日
https://www.asahi.com/articles/ASR4T45HNR4NUHBI01V.html?iref=comtop_7_01
<大麻解禁 タイ総選挙で各党が火花 医師ら「若者守るための投票を」>・5月8日
https://www.asahi.com/articles/ASR537VG0R53UHBI01Q.html?iref=comtop_7_02