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「寿命が尽きる2年前」

二月二十日、七十八歳の誕生日。
ずっと以前は八十歳まで生きれば御の字と思っていたが、最近は八十八歳まで、あと10年と欲が出てきた。それでもあと10年、一年一年のスピードが増している。
はたして、どう生きるべきか、考えるだけ無駄か???

* 寿命が尽きる2年前 (幻冬舎新書・久坂部 羊 (著))
2年後に死ぬとわかったら、あなたは何を想うでしょう。この時点で〝いつまでも元気で長生き〟という理想の選択肢は失くなります。だが、うろたえ、嘆き続けるわけにもいかない。たった一度の人生を終えるのです。もっと大事なことがあるはずです。人はみな自分の寿命を生きる。そもそも寿命とは何か。戦後一貫して日本人の平均寿命は延びている。自分の寿命はどこまで延ばせるか。「死を受け入れるのはむずかしい」と人は言うが、その達人はいるのか、楽な方法はあるのか。悔いなき人生をまっとうするには?

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