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「ものがわかるということ」

考えても答えは出ません。それでも考え続けます。

* ものがわかるということ (養老 孟司 (著))
自分を自由にしてくれる養老流ものの見方、考え方。養老先生がこれまで考え、記してきたことの集大成的な一冊。
「わかる」とはどういうことなのか、それが「わからない」。
じゃあ説明してみましょうか、ということでこの本が始まりました。
それなら私が「わかるとはどういうことか」わかっているのかと言えば、「わかっていない」。「わかって」いなくても、説明ならできます。
訊かれた以上は、何か答えるというのが、教師の抜きがたい癖なのです。(本文より)
(本書より)
・代数がわからない
・情報や記号で埋め尽くされた社会
・「比例」がわかるということ
・脳から考える「わかる」ということ
・体験して「わかる」こと、頭の中だけで「わかる」こと
・心は共通性を持っている
・通じないという前提から始める
・世間とどう折り合いをつけるのか
・感覚的に捉えるのが苦手な現代人
・人疲れしたときは「対物の世界」に
・「生物多様性」の言葉に感じる矛盾
・人間が機械に似てくる脳化社会
・都市化が進み、頭中心の社会になった
・自然の存在を認めることから
・「わかる」の根本にあるもの
・子どもの身体性を育てる

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