<「教団許せぬ」空気 政権、質問権へ一気 「世間学」研究者の懸念>
質問権の行使までは、「世間教」と批判があっても許される???
しかし、その次の解散請求、裁判所への提出、これは易々と考えると政府は墓穴を掘る。
この程度のことで、解散請求、災難書が認めるわけがない、憲法の宗教の自由、それは大事な規定。
* 「世間教」と日本人の深層意識 ―みんな一緒でラクがいい(佐藤直樹 (著)>
日本人を動かしているのは「世間教」!
日本人は無宗教といわれるが、じつは「世間」を信仰する「世間教」の信者である。他人に迷惑をかけないよう気遣い、なにかしてもらったらお返しを忘れない。非常時に暴動も略奪も起きず、一致団結して粛々と行動する。こうした日本人のプラスが、マイナス向きに発揮されるとどうなるか。他人を監視し同調圧力をかけるコロナ禍の自粛警察、ルールに従わない者は村八分、つねに見返りを要求し、「出る杭は打たれる」で成功者をねたみ、足の引っ張り合いがはなはだしい。学校の中にも世間教がはびこり、いじめはその典型である。
なぜこうなのか、本書では「世間教」のしくみや構造を、身近な事例で読み解いていく。世間教には4つの教義(お返し・身分制・みんな一緒・呪術性)があり、葬式の後に塩をまくなど、それらは日常深く組み込まれている。キリスト教支配がなかった日本には個人・社会・公共が存在しない。法のルールではなく世間のルールで動いている等々、なるほどとうなずける面白さ。世間はなくならないので、世間教と距離をとってうまくやる方法も提案する。
<「教団許せぬ」空気 政権、質問権へ一気 「世間学」研究者の懸念>・2022年12月29日 ・https://www.asahi.com/articles/ASQDW4KG6QDJUTIL02T.html?iref=comtop_7_06