* 宗教2世(荻上 チキ (編集)ほか)
長年、最前線で戦い続ける専門家が集結し、TBSラジオ放送時、大反響を巻き起こした「荻上チキ・Session」の特集「シリーズ・宗教2世」を中心に大幅な増補を加え、さらに「社会支援機構チキラボ」にて、「宗教2世」当事者大規模調査を敢行。NHK・日テレ・TBS・テレ朝・朝日新聞・読売新聞・産経新聞など各メディアで取り上げられ、話題となった。
選べなかった信仰、選べなかった家族、選べなかったコミュニティ、そして社会からの偏見に苦しんできた2世たちを、これ以上、独りにしないために。1131人の生の声を集め、信仰という名の虐待=「宗教的虐待」(スピリチュアル・アビューズ)の実態に迫る。「宗教2世問題」の決定版。
世界は、どの「教え」よりも広い。あなたは、「その場所」を離れてでも、幸福に生きていく権利がある。――荻上チキ(本書「あとがき」より)
<「脱会届けを受理してくれない」──宗教2世が答えた、ステルス勧誘、脱会拒否、宗教的つきまといの実態とは>・11月23日・荻上チキ(評論家、社会調査支援機構「チキラボ」代表)・https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/11/2-459.php
<『宗教二世』についての議論の危うさを心配する>
「宗教二世問題」が問題になっている。それぞれの人が自分でいろんな定義付けしているのだろうが、一般的な受け止め方としては、新興宗教の信者が子どもを入信させたり、お祈りをさせたり、宗教教育をすること全体に対する否定的な受け取り方を誘発しているように見える。
私は、それを過剰に論じるのはまったくおかしいと思う。ファシストや共産主義者は、親でなく教師に子供の教育の主導権を与えようとしたが、それの延長のように見える。
2022.11.26 ・八幡 和郎・ https://agora-web.jp/archives/221125110238.html